犬の去勢、避妊について、早くにした方がいいの?

犬の去勢、避妊のデメリット 避妊で防げる病気 ワクチンアレルギーなどについてここでは整理しています。

犬を飼ったら最初に飼い主さんが判断しなくてはならないのが、去勢と避妊の手術を受けさせるかどうかということです。「かわいい子犬に手術を受けさせるなんて、とてもかわいそう」そういう考え方を持つ人も多いです。ですが、去勢、避妊の手術を受けさせるメリットもたくさんあります。

 

犬の去勢、避妊の目的

 

繁殖させないため


 

犬の多頭飼いを予定されていて、なおかつ繁殖をする予定がなければ、去勢、避妊をした方がいいということになりますね。また現代では犬を放し飼いにしませんが、地方では広い畑などで放し飼いにすることもあります。

もちろんよくしつけられ呼び戻しのできる犬だからこそノーリードにしているのでしょうが、どんなにかしこいオス犬でもメス犬の発情には勝てません。ご近所がそのような環境であれば、とくに「女の子」は避妊させておいた方が安心でしょう。

 

 

問題行動をおさえられる


 

メス犬は生理があることで、クンクン泣いたりするなどの情緒不安定になる場合があります。一方、避妊したメス犬は精神的に落ち着いた犬になるといわれているのです。犬によっても当然違いが出てくるので一概にはいえませんがホルモンの影響は少なからずあるでしょう。

 

オス犬の問題行動はメス犬より深刻です。オス犬は2km先の発情中のメス犬のニオイをキャッチするといいます。そのため飼い主がうっかりした瞬間に脱走してしまうということはよくあるのです。去勢することで脱走による万が一の交通事故を防ぐことができます。

 

さらに去勢していないオス犬は他のオス犬とケンカをすることもよくあります。去勢していないオスの方が気が荒いので、散歩中など常にリードを短く持って注意をしなくてはなりません。しつこくメス犬を追いかけることも、去勢していない飼い主さんの悩みの種です。

 

 

●病気の予防ができる


 

病気を防ぐ目的で去勢、避妊の手術をする人が最も多いのではないでしょうか。獣医さんの多くも繁殖させる予定がなければ手術をすすめます。去勢、不妊によってどのような病気が防げるのでしょうか。

 

オス犬が去勢で防げる病気

●精巣腫瘍

●会陰ヘルニア

●前立腺肥大

●肛門周囲線種

 

オス犬が避妊で防げる病気

●乳腺腫瘍

●子宮蓄膿症

 

 

犬の去勢、避妊のデメリット

 

犬に去勢、避妊の手術を受けさせると数年たって繁殖させたいと思ってもどうしようもありません。それが一番のデメリットですが、他にもデメリットとしてあげられるものもあります。

 

太りやすい体質になる

去勢、避妊手術をした後はホルモンのバランスによって太りやすくなります。去勢、避妊後は食事量を減らしたり低カロリーなドッグフードを与えるようにしましょう。

肥満になると人間でいう「生活習慣病」にかかりやすくなり、また背骨や関節への負担が大きくなりますので、かわいそうと甘やかさないでしっかり体重制限をしてください。

 

全身麻酔による危険

手術をするのですから危険がゼロだとはいえません。とくに全身麻酔による後遺症などといった事故も起こっています。このことから手術はなるべく若いうちにした方がいいと言われます。

呼吸器疾患や肝機能が低下している、また肥満の犬には注意が必要です。

 

ワクチンアレルギーのリスクがある

去勢、避妊をしたことでワクチンアレルギーになるリスクがあります。手術していない犬のワクチンアレルギーが100だとすると、手術した犬のワクチンアレルギーは130と増加する傾向があることがわかっているのです。

 

 

犬の去勢、避妊は人間のエゴ?

 

犬の去勢や避妊は、昔は飼い主の義務だと言われたこともありました。無責任に繁殖して捨て犬をする飼い主もいたからです。今では飼い主は去勢、避妊の手術をするかどうかを選択することができます。

 

ですが犬に対して愛情深い飼い主さんほど、去勢、避妊の問題については悩まれる方が多いのです。人間のエゴなのではないかと疑問をもつ方も中にはいるでしょう。人間の都合で、愛犬に痛い思いをさせるのはとてもつらいことです。

 

「自然に育てたい」

体にメスをいれることなく、自然に育てたいと考える方もいるでしょう。ですが、生殖器を持ちホルモンを分泌させながら「繁殖」をしないことも、犬の体にとっては自然ではないのです。特にメス犬にとっては生理のたびに乳がんへの危険性が高まっていくことがわかっています。

 

犬の去勢、避妊については決めるのは結局、飼い主です。もし手術するのなら理想的には生後半年、最初の生理が来る前です。いつまでも悩んでいるわけにもいきません。

 

だけど、ひとつだけいえるとしたら、去勢、避妊を選んだとしても、選ばなかったとしても、飼い主さんが犬のことを一生懸命考えて出した答えです。そのことを誰よりもわかってくれるのは愛犬です。

 

こいぬすてっぷ

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