犬をむかえる前にすること。それは覚悟です。
人間の子どもを育てるのと同じくらいに考えておいた方がいいでしょう。
うんちやおしっこのしつけに苦労するかもしれません。
吠え癖やかみ癖のために、心労がたえないかもしれません。
そのうえ、ケガや病気の心配で眠れない夜もあるでしょう。
それでも、大昔からひとに寄りそって生きてきた犬という動物は、わたしたちの暮らしに
癒しと安らぎをあたえてくれます。
いっしょに暮らすうちに、犬はなくてはならない、かけがえのない存在になるでしょう。
しかし家族の一員となるであろう犬の一生は、あまりにも短いのです。
いつの日か別れがくるのです。
必ずやってくる深い悲しみを覚悟をしなければなりません。
それでも犬をむかえるあなたへ。
犬にとっても、あなたはかけがえなない存在です。
深く深く、愛してあげてください。
そして、いっしょの時間を大切にしてください。
それはあなたの人生を豊かにする時間となるでしょう。
マナちゃんへ
もっと一緒に遊んだらよかったね。うちの子と仲良くしてくれてありがとう。こんなに早く別れがくるなんて思いもしなかったよ。ガンはつらかったよね。手術は痛かったよね。よく頑張ったよ。天国で待っててね。
マリアンへ
皮膚病にしてしまってごめんね。そして死ぬまで治せてあげられなかったこと許してね。子供の頃に他の犬に慣らせてなかったせいで、犬のお友達が最後まで作れなかったことも申し訳なく思ってる。旅立った時は不思議だったよ。だって家族全員がそろうのを待っていたみたいだったもの。いつもいい子だったマリアンのことを忘れないね。
ユーニーへ
骨折させてしまってごめんね。わたしの不注意だった。ガンにもっとはやく気づいてあげればよかった。我慢強い子だったね。今思うと、ずっと前の飼い主が忘れられなかったんだね。時々遠くを眺めるようにしていた目が忘れられないよ。
レミーへ
たったひとりで旅立たせてしまってごめんね。お留守番ばかりさせてごめんね。こわがりで不器用だったのにわかってあげられなくてほんとうにごめん。
ブランへ
君が亡くなったのはたった3才だったね。交通事故に遭うのなら預けなければよかった。駆けつけた時にすでに火葬が終わっていたのはとても悲しかったよ。ブランのやわらかい毛にもう一度ふれたい。