犬を連れて西宮えびすへ
人込みの中へ犬をつれていくというのは、けっしておすすめできない。
とくに出店があるときは、食べ物も落ちていて、油断すると拾い食いをさせてしまうことになる。たとえ油断してなくても、地面に近い犬の口に入る食べ物を取り上げることは無理だと思っていた方がいいのである。
だけど、だいじょうぶ。こんな時のために犬用のバギーを買ってあるのだから。
バギーにもいろいろあって、2匹以上乗せられるしっかりしたものから、コンパクトにたためるものまで・・・。わたしが最初に選んだのは、とにかく軽量で簡単に折りたためるもの。ワンタッチで小さなパラソルくらいの大きさになるから、車に積む際にもぜんぜん邪魔にならない。
リッチェル ペットバギー
ラコット カルミィ ブラウン・ピンク
とてもコンパクトで犬を電車に乗せる際にもさっと折りたたみショルダーにできるので、とてもおすすめだけど、その分、荷物を入れるところが少ないのがデメリットとなっている。だけどうちではほんとうに重宝した。
●重さ:5.7kg
●耐荷重:12kg
●バスケットサイズ:30cm×48cm×55cm
●タイヤロック:あり
●リードホルダー:2本
●荷物入れ:背部ポケット2ケ所
●価格:9450円~21,114円
このリッチェルペットバギーを買った数年後、かなりしっかりしたバギーを購入することになるのだけれど(犬が大きくなりすぎたことと、かってに飛び乗ってしまえること、勝手に飛び降りれること、ファスナー部分を食いちぎったことが原因)しっかりしている分、コンパクトさがなくて、少し使いづらい面は否めない。
<追加で購入したバギー>
追加で購入したペットバギープリモは安定感が大きく、小さなバギーよりも押しやすく犬も乗り心地がいいので、腰を痛めたわんこには特におすすめだけど、とにかく「でかい」。折りたたんでも「でかい」ので玄関がせまいお宅ではNGかも。現にうちの玄関はペットバギープリモに占領されてしまっている。
さて、西宮神社に入る前に、わんこのおしっこを済ませてバギーに乗せる。バギーに乗せることで、人間も犬もかなり安心感がある。やっぱり買っておいてよかった。バギーには犬が飛び出さないように、「ホルダー」がついていて、バギーの底の部分から出たひも、ホルダーを首輪につなげるようになっている。
犬はたくさんの人や色んなニオイがめずらしいのか、きょろきょろ、くんくんと楽しそうにしている。犬にだって、人間の子供と同じように、たくさんの経験をさせてやりたいと思う。うちのわんこが今まで飼ってきた犬の中でも飛びぬけて「お留守番」が嫌いだということもあるけれど、一緒にどこかへ連れていかれることを、確かに喜んでいる。
もちろん、おでかけが嫌いなわんちゃんや体力的にでかけることがあまりよくないというわんちゃんもいるだろう。だけど、犬は人と一緒にいたいって思っているんじゃないかな。あ、そういえば知り合いの犬は「ひとりになりたがる」犬だったわ。
さて、夜店の立ち並ぶ参道を突き当たり、本殿へとようやくたどり着く。ここだけは犬は立ち入り禁止となるので、交代でお詣りすることにする。もしひとりで行っていたなら、本殿の外から手を合わせただろう。
本殿の中では奉納された「マグロ」が横たわっている。そしてみんな押し合いへし合いでマグロの体に、硬貨を貼り付ける。これは「商売の神さま」えべっさんならではの「お金が身につきますように」といった願いを叶えてくれるもの。かなりの効き目があると評判なので、えべっさんへ行ったらぜひ、やってみて。
最後におみくじをひいて。
わたしが「大吉だ!」って喜んでいたら、なんだかわんこも興奮気味。わかるのか?
えべっさんは境内だけでなく、その周辺一帯に出店が立ち並んでいるけど、神社から離れるほどに焼き鳥などお安くなっている。また、もともとスペインバルなどのお店がえべっさんの時は特別に店の外でもケバブやホットワインを売っていて、かなりおいしい。グルメな方は屋台の夜店より、そちらがおすすめ。
それから持参した方がいいのがウェットティッシュ。はしまきのソースなどが指についたら、とても気持ち悪いでしょ。ウェットティッシュがあればさっとふいて、さっぱり。もちろんわんこのおやつも忘れられない。
わたしたちは夜の6時ごろに着いたけれど、わんこ連れなら昼間の方がいいかもしれないね。えべっさんの1月9,10,11日は、当然のことながら、かなりの冷え込み。寒がりなわんちゃんにはつらいかもしれない。うちは犬の洋服にカイロを貼って、時々肉球の体温を確かめていた。手足はけっこうホカホカしていて、安心だったけれど、鼻は氷みたいに冷たかった。
最後に神社から1kmくらい離れれば駐車場もけっこう見つかるので、事前に調べてからいくのがいい。どのみち、西宮神社周辺は通行止めで通行止めの外も大渋滞だから。